■ ID | 922 |
■ 種類 | 総説・解説 |
■ タイトル | 深刻さ増す中国のアオコ問題:対策に本格的取組み−「第7回江蘇科学技術フォーラム」に参加して |
■ 著者 | 徐開欽
(独)国立環境研究所 稲森悠平 福島大学 須藤隆一 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 且Y業用水調査会 |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | 用水と廃水、Vol.49、No.12、1006-1010、2007 |
■ 抄録・要旨 | 近年、中国経済の急速発展が世界的に注目されている。その一方で長江デルタ地域等の特に発展が盛んな地域において深刻な水環境問題が顕在化している。こうした背景を受け、筆者らは、第7回の江蘇科学技術フォーラムにおいて、「中国の藍藻類水の華予防対策・湖沼保全とBio-Eco Systemによる再生」と題して基調講演を行った。2007年、中国各地でアオコの大発生がみられた。特に深刻だったのが太湖周辺であり、太湖を飲用水源とする無錫市では、初夏のアオコ異常発生に伴い水道水が異臭を放ち、200万人以上の無錫市民が1週間以上にわたり水道水を利用できないといった深刻な事態を招いた。上海市の実施した市民アンケートでも、水質汚濁が最大の環境問題ととらえている。温家宝首相は、6月30日に無錫市で開催された汚染対策座談会で、太湖、巣湖等の水質改善対策を国家事業に位置づけ、強力に推進していくこととした。 |
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